ピアノをやめたい

こんにちは。いつも前田ピアノ教室のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

衝撃的なタイトル「ピアノをやめたい」でごめんなさい。ピアノを続けているとつまずきがあったり練習が嫌になったりすることがあり、「ピアノをやめたいな」と思うお子さんはいらっしゃいます。ピアノをやめたいと言われたら少し戸惑いますが、そのやめたい気持ちが出てくるのは当然なのかもしれません。また、ピアノは他の楽器と比べたら超難しい楽器です。私が音楽高校時代、ピアノ科から他の楽器へ転科した方もいました。それだけ大変で難しい楽器なんです。でも、「ピアノをやめたい」からすぐにやめてしまうのは少しもったいないと思うのです。

まず、ピアノをやめたいと思っているお子さんに対して向き合う時間をじっくり取ってほしいと思っています。ピアノをやめたい理由はちゃんとその子の心の中にあります。練習が嫌なのか、レッスンや先生が嫌なのか、曲や発表会が嫌なのか様々な理由があります。もしかしたらお父さんやお母さんに見てほしい、甘えたい気持ちで言っているのかもしれません。

練習が嫌な場合、周りからの声かけが大切です。例えば「頑張ることの大切さ」を話してみるのもいいですね。ピアノで「努力するくせ」をつけるとピアノ以外でも通用することがあります。努力して立派になられた方を見ると自分も頑張ろうって思いますね。また、練習が面倒くさいと思っているお子さんも同じです。ピアノは練習をコツコツ行った努力が成果に現れます。

レッスンや先生が嫌というのは教室を変えてみるのもいいかもしれません。年齢の発達とともに心の成長し、先生と合わなくなることもあります。先生には申し訳ないかもしれませんが、先生が嫌でレッスンを受けるのはお子さんにとってみたら苦痛です。

曲や発表会が嫌な場合は先生に相談です。もしかしたらお子さんの中で曲や発表会に対して乗り越えられそうにないものになっているのかもしれません。周りと比べず、お子さんのペースに合わせてみましょう。

その他にも様々な理由があると思いますが、どの習い事でもお子さんが悩んでいるときはしっかり向き合って本人の気持ちを大切にしていきたいですね。おうちの方も本人も後悔しないように心から願っています。